1%の奇跡(2016)-あらすじ-3話~4話-ネタバレ

2018年9月24日

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韓国ドラマ-1%の奇跡(2016)
韓国ドラマのあらすじ!ネタバレ!放送予定!
韓国ドラマ-1%の奇跡(2016)-あらすじ-3話~4話-ネタバレ
最終回までをネタバレありであらすじを配信中!
放送予定の1%の奇跡(2016)を配信!キャストと相関図も紹介!

【1%の奇跡(2016)-概要】

小学校教師のダヒョンは、生徒たちを連れて野外授業に出ていたある日、山で行き倒れになっている老人を見つけて病院に連れていく。
ダヒョンの優しさにいたく感動した老人だったが、実はその人物は大財閥ソンヒョングループの会長、イ・ギュチョルだった。
イ会長は、グループの影響が少ないホテルで好き勝手に仕事をしている孫のジェインを見かねて、見ず知らずのダヒョンと結婚しろというとんでもない内容の遺言状を作成する……

1%の奇跡(2016)のあらすじやキャスト、相関図などをまとめて最終回までネタバレありで全話配信!

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【1%の奇跡(2016)-あらすじ-3話~4話】

💛 1%の奇跡(2016)-あらすじ-3話

契約関係の条件を取り決めた後(ダヒョンは賢明に、それをきちんと書面にすることを主張しました)、ダヒョンとジェインは外に出ました。そこに走ってきた車からダヒョンを守るために、ジェインは彼女を腕に素早く抱え込み、すぐに離しました。「下心はないぞ」ジェインは言い、彼女に約束を守るよう言いました。もちろん、それは双方が心がけなければならないことだと言い、ダヒョンは小指を立てて彼に近づけました。彼は何も言わずに彼女の指を曲げて、その場を去りました。

寝室で、ジェインはカレンダーに「すべての悪魔の王」と書き付けています。契約の一部として、彼と週に一度会うことにしたのですが、それはやはり馬鹿なことだったろうかと不安にも思います。もし彼が変態だったらどうすれば? けれど、彼女のアイドル、ジスお兄さんのことを考え、行くことを決めます。次の土曜にジェインと夕食をともにする予定を書き込むと、手書きの長い契約書を眺め、思い返したように「信頼できる人かも分からないのに」と言いました。

ジェインは契約書をパク弁護士に渡し、パクはジスとは誰かと尋ねました。ジェインは彼を知らないが、あの『先生』が一番望んいるのが彼についてのことであり、自分を信頼していない彼女は契約を書面にすることを希望したのだと言いました。パクはジェインがダヒョンを『先生』と呼んでいることに思わずにやりとしてしまい、彼女はなかなかに手強い女性のようだと感じたのでした。

ジェインは彼女がとんでもない魔性の女だと考え、最後のページについてはコピーしないでいいとパク弁護士に言いました。パクは、テハも彼女の結婚相手候補であることについて彼女には知る権利があると言いました。ジェインは、自分が契約違反をさせようとしているのことを分かっているのでしょうか? ジェインは、彼女がジェインがいい人間でないことはとっくに知っているから、彼女にテハのことは伝えたくないと思いました。

ふたりの平日の過ごし方を見てみましょう。ジェインは放課後バスに乗って家に帰り、一方ジェインは遅くまで働き、夜にミーティングをし、夜でもかまわずジムにも通っています。朝が来るとダヒョンは学校に到着し、学校を良くするべくジェインに頼んだ遊具を設置するためにやってきた作業員のチームと挨拶を交わしました。更に、ダンス練習室にはKポップスター並の大きなサイズの鏡が設置されました。ダヒョンはとても驚いて、午後に生徒たちとそれを使って楽しみました。

その後、ジェインに会いに、急いで彼のホテルに向かいましたが、入る前にふと立ち止まり、窓に自分の姿を映し、おかしなところはないかをチェックしました。けれどすぐに、別に彼の前で綺麗でいる必要などないのだと思いました。ダヒョンは遅刻したことを謝り、学校の設備について丁寧に感謝の言葉を述べました。彼は、自分は約束を守っただけ、彼女も同じようにしてくれればいいと言いました。

ダヒョンは6ヶ月などあっと言う間だと言い、ジェインは今日は始まりに過ぎないと答えます。彼女は一体何をしようとしているのでしょう? 彼女が何をしたいのか考えていないので、ジェインはコンサートに行こうと提案しました。

ホテルで文化イベントがあり、どちらにせよ彼はそれに出席する必要があるのです。ダヒョンは鼻にシワを寄せ、外での食事を提案しました。ジェインは食事ならホテルでもできる、まともな日本食レストランがあると言いましたが、ダヒョンは、そういうところの料理は値段に見合ったものではないと断り、豚バラ肉でも食べようと朗らかに言いました。

席につき、調理済みの豚バラ肉を芸術的に並べた皿を前に、ダヒョンはひどくがっかりしていました。ジェインは彼女が嘆く理由が分かりません。彼女は、豚バラ肉は自分で焼くのが一番おいしい、この店では肉の匂いもしないじゃない! と言います。彼は服に匂いをつけるわけにはいかないと言いました。ダヒョンは腰を据えて料理に向かい、レタスで肉を巻いて口に詰め込んでいきます。ジェインは面白がってその様子を眺めました。

ジェインは、顧問弁護士がジスと話を進めていると言い、彼女は知っていると答えました。それはつい昨日の話なのに何故? と驚き、ダヒョンはその歌手と親しいのか? と考えました。彼女は、自分は『ジスお兄さん』ファンクラブの会長だから、知っていて当然、と答えます。「今、『お兄さん』って言ったか?」ジェインは尋ねました。「21歳の若造を?」するとダヒョンは、イケメンは誰でも『お兄さん』なのよ、だから彼も『お兄さん』と答えました。彼は若干引いたようですが、皿を見下ろし、「じゃあ俺もお兄さんか?」と小さく笑いました(笑)。

食事の後、ふたりはそろってコンサートホールに向かいました。ジェインが車のドアを開け彼女を乗せようとしますが、ダヒョンは本当に行かなければ駄目かと尋ねます。何の問題があるのかと彼が尋ねると、ダヒョンは、演奏者はとても有名な人らしいし、髪も服もカジュアル過ぎると思うと、落ち着かなげに答えました。彼は淡々と、そこまで恥じるほど悪くはない、と答えました。

ジェインが車に乗り込みます。ダヒョンはクラシックにはあまり興味がないのだけれど、と言うと、「ほんとは俺は豚バラ肉が嫌いなんだ」と答えました。更に、「俺たちは君の望むものを食べた。なのに、俺がしたいことをしないのはフェアじゃない」とぞんざいに言いました。

ダヒョンはこの2時間に起こるであろうことを心配し、彼はこの6ヶ月に何が起こるか心配だとやり返しました。そして、いらいらしながら彼女を車から連れ出しました。(ところで興味深いことに、彼は彼女のことをダンシン(ダーリン)と呼んでいます。『先生』と呼ぶよりはくだけています。それに、これは夫婦の間で良く使われる呼び方です)

ジェインはダヒョンの腕をつかんで引きずっていましたが、ロビーにいる多くの記者を目にして、挨拶しなければならない人がいると言い、手を離しました。彼女はぶらぶらと歩き、ぬいぐるみのチャームをふたつ手に取りますが、そこへいきなり、もうコンサートが始まる、とジェインがやって来てレジに彼のカードを出しました。ダヒョンは贈り物だから自分で買いたいと断りましたが、支払いは既に済んでしまって、彼女は(またしても)手首をつかまれ引きずられていきます。彼女が警告したにもかかわらず、彼は彼女の悲壮な言い分を無視したのです。

席の方へ歩いていくと、テハとその両親がホールの反対側からふたりを見つけました。テハの母親はジェインに彼女なのかと尋ね、テハは薄笑いを浮かべました。カメラを手にしたレポーターが歩いているのを見て、ジェインは目を瞠り、ダヒョンに、他人のふりをしてくれと頼みました。彼女は、恥じることはないと言ったじゃない、と彼を非難します。そのあたりを気にするのなら、彼女が恥をかかないよう、前もってコンサートに行くことを伝えておいて欲しかったとも言いました。

彼は、そういうことではないと答えますが、彼女はせいせいしたように立ち上がり去ろうとします。彼は彼女の腕をつかみ、席へと戻します。彼はレポーターをもう一度見、彼女は彼の手を振りほどきました。彼はため息をつき、警告はしたのだからこれはすべて彼女の落ち度だと言いました。彼女は彼が何を言っているかさっぱり分からず、だからクラシック音楽のコンサートは嫌いなのだと言いつつも、もう席を立とうとはしませんでした。

ジェインの祖父はパク弁護士に向かい、できたてカップルの様子はどうかと尋ね、パクは今日ジェインはダヒョンと会う予定だと答えました。祖父はキム弁護士に向かい、ジェインがただダヒョンと時間を過ごし、問題を軽視しているようなら、ダヒョンをテハに紹介するよう命じました。

コンサートが進むにつれ、ダヒョンはウトウトし始め、軽いいびきとともに頭が後ろにがくんと傾いて目を覚まします。起きていようと頑張ってはみるものの、ダヒョンの頭は前にゆらゆらと傾いています。ジェインは誰かに気づかれていないかと周りを見渡し、彼女をにらみつけます。

やがて彼女の頭は彼の方に傾き始め、ジェインはそっと彼女の頭を自分の肩に乗せましたが、彼女はびっくりして目を覚ましました。ジェインは彼女を抱え込み、パニックになっている彼女の口をふさいで、ダヒョンが今いる場所を思い出し、落ち着くまでそうしていました。

自分を抱えている腕に気づくと、ダヒョンはそれを振りほどこうとしますが、ジェインはびくともしません。「何やってるの」彼女は小声で言いました。「見られてるんだ!」彼は自分がまさに言いたいと思っていたことを素早く、しかし静かに言い返し、もっと彼女を引き寄せます。また寝れば、彼が次に何をするのかが分かることでしょう。

「な、何するの?」つっかえながらダヒョンが言うと、彼は微笑んで、「目を閉じて、キスするから」と、英語で言いました。言葉通り身を傾けてきたので、彼女は一発で目を覚まし、彼からさっと離れました。「触らないで」とダヒョンは言いました。「寝ないで」と彼は返しました。ふたりは席に座り直し、彼は「ああ、とんだ恥さらしだ」とひとりごとを呟きました。

それから、ダヒョンはオペラ歌手の歌を聴き、釘付けになったようでした。ジェインは彼女が素直に楽しみ、夢中になっているのを見て微笑みました。コンサートが終わり、ジェインが多くのビジネス関係者と話をしている間、ダヒョンはまた離れたところで立っていました。

するとテハの家族が近づいてきました。ジェインのおばは、彼女は誰なのかと率直に問いました。ジェインはおばに向かって、仕事相手だと答えました。おばはもう少し教えて欲しいと言いましたが、ジェインは会話を手短に打ち切りました。いらついているらしいダヒョンとジェインが去っていくのをじっと見送り、テハはほんの一瞬薄く笑みを浮かべました。

ダヒョンは契約についてはっきりしないことがあるようだから、どこかで話をしたいとジェインに言いました。ジェインは、テハについてパクに頼んだことと関係があるのかと思いましたが、どうやら違うようです。

「スキンシップ」彼女はカフェで彼に言いました。ジェインは、お望みならばと答え、ダヒョンは冷ややかに笑いました。「だが、一緒に寝るにはもう少し時間を置くべきだ」と彼は言いました。

ダヒョンはコーヒーでむせ、「あなたおかしいわ! そんなこと頼んでないじゃない!」と、唇に泡をつけたまま言いました。彼はそれを拭い、ダヒョンは、あなたにはどうでもいいことかもしれないけれど、触らないで欲しいと言いました。

要するに普通のデートのようです…一定の進歩はあったようですから。そうしたことを望まないなら、契約にサインするべきではありませんでした。更にジェインは、もしそのつもりなら違約金を払ってもらわなければならないと言い、彼女が大好きなアイドルが二度と歌えないようにすることができる、と付け加えました(本当?)。

「脅しをかけるつもり?」ダヒョンは信じられない様子で尋ねました。彼は微笑んでそれを否定し、交際はゆっくりと深めようと言い、もちろん、彼女が望むならと付け加えました。電話が鳴り、ダヒョンはバッグを探りますが、彼はナプキンの下になっている携帯を見つけ、彼女に手渡しました。彼女は彼をにらみつけて電話に出ました。

電話をかけてきたのは母でした。今度の土曜またお見合いをしてもらいたいんだけど、というのがその内容でした。彼女が断ると、ジェインは彼女から電話を取り上げて名乗り、自分は今彼女と真剣交際をしていると言い、自身を「彼女の最後の男」としました。彼は更に、ダヒョンの母にきちんとした自己紹介をする約束までしました。ダヒョンは電話を奪い返し、「ダダよ」と言い、後で説明すると約束しました。

ダヒョンは電話を切ると彼に向き直り、何をしようとしたか分かっているのかと言いました。ジェインはダヒョンに向かってダダとは誰かと尋ね、彼女はそんなことは知る必要はないと答えました。(あだ名でしょうか)

その頃、ダヒョンの母親は夫に向かって興奮した様子で、娘に新しい彼氏ができたことを報告し、仕事は何だろうと考えていました。両親は父親の跡継ぎとして東洋医学の医者を婿養子に迎えたいと望んでおり、更に結婚したら全員で一緒に住みたいと考えています。

テハは両親と家に帰り、父親はジェインといた女性は誰で、会長とどんな関係があるのかを調べるよう息子に言いました。逃げ腰の父親に対し、テハは「気にしているのはそれだけ?」と尋ねました。

カフェで、ジェインはダダとは誰なのかと再び尋ね、ダヒョンのことなのかと言いました。彼女は、本当に頑固でめんどくさい男だと言い、それからそうだと認めました。「何でダダなんだ?」と、彼は興味深げに尋ねました。

ダダダダと音を立てて走るから?(彼は楽しげに、テーブルの上に指で走る様子を作って見せました)そして、似合ったあだ名だときっぱり言いました。その名前で呼ばないでとダヒョンが言っても、彼は付き合っているのだからあだ名を使ったってかまわない、と、大げさに、そして親愛の情を込めて、彼女を「ダダ」と呼びました。

彼が自分の肌をなでようとしているのに気づいてダヒョンは声を立てました。ダヒョンはおじさんのやることねと言い、ジェインは、おじさんじゃない、まだ男盛りの32歳だ! と答えました。彼女はああそうと言い、そんなことより、何で自分への話し方がどんどん砕けてきているのかと尋ねました。

彼は、「俺の方が6歳年上だからな。おじさんだよ」と答えました。そして、小さな男の子のようににやにやと笑ってみせました。彼女はそんな彼を馬鹿にし、飲み物をもう一口すすりました。またしても彼女の唇についた泡を拭おうとするジェインをにらみながら、ダヒョンはナプキンをつかんで自分で拭きました。

ジェインの祖父はカンとともに座っており、何故ジェインはダヒョンについて何も言ってこないのだろうと思っていました。カンは、今回の相手ともこれまでと同じに終わるだろうと言いました。ジェインはしばらくデートした後彼女と寝て、彼女が自分にべたべたし始めると捨ててしまうと考えています。彼は絶対に本当の恋に落ちないのです。祖父はどうしてそんなことを知っているのかとカンに尋ね、カンは、自分は会長の指示を受けて常にジェインについての報告をまとめるメンバーの1人だからだと答えました。

ジェインとダヒョンが彼女の家の近くに着くと、ダヒョンはさっきジェインに買ってもらった、子豚とうさぎのぬいぐるみのキーチェーンを取り出し、ジェインのイニシャルの入ったうさぎを、彼に渡しました。

ジェインはしばらくその贈り物を手に茫然としましたが、それを彼女の持っているものと交換しました…自分たちは付き合っているのだから、相手のイニシャルの入ったものを持っている方が意味があると、ジェインは言いました。彼女はいやがりましたが、金を払ったのは自分だから、贈るのは自分の側だと答えました。

ダヒョンはすぐ車を降りようとしなかったので、ジェインは家に上げてラーメンでも食べさせてくれるのかと尋ねます。そこで狼の唸り声の効果音。彼女はそんなふざけたことは言わないようにと言い、それから今日のことについて感謝を口にしました。

ジスのことが半分、彼女を脅すようなことを言わなかったのがもう半分です。あなたの祖父のことは知らないけれど、感謝の気持ちを伝えて欲しいと言った彼女が車を降りようとすると、彼はまた手首をつかんでそれを制し、本当に自分の祖父を知らないのかと尋ねます。今こそ真実を明かすときだと彼は思いました。

ダヒョンは、ジェインは生まれながらに疑り深いのか、それとも子供の頃精神的なダメージを受けでもしたのかと尋ねます。ジェインは、今夜のことについて幻想を抱かず、ぐっすり寝なさい、もうおじさんなんだから、と答えました。車を出そうとしたジェインは、自分が彼女と交換した子豚のキーチェーンにまだ彼女の部屋の鍵がついていることに気づきました。彼は我慢する間もなく、にやりと笑みを浮かべてしまいました。

ダヒョンは家の前に着くまで鍵がないことに気づきませんでした。通りに戻って、彼に電話しようかと考えていると、彼は手に鍵を持って待っていました。彼女は駆け寄ってありがとうと言いました。けれどジェインは彼女に鍵を渡さず、初デートで鍵を渡すなんて早すぎると思うが、ダダが望むなら部屋に上がって一緒にいてやってもいい、と言いました。彼女はどういう意味かと聞きました。ジェインは、自分を誘惑するためにわざと鍵を置いていったのだろう、自分は彼女のそんな気持ちを無視するほど無礼ではないと答えました。

ダヒョンは本当にそれは間違っただけだとまくしたて、キーチェーンに手を伸ばしますが、ジェインは面白がって鍵を渡そうとしません。彼女は必死にジャンプし、最終的に彼に腕を回すような格好になり、ふたりははっと動きを止めました。ジェインはキーチェーンを頭の後ろに回し、彼女は目を伏せてそれに手を伸ばしましたが、結局見つめ合う格好になりました。彼は彼女の唇に軽いくちづけをし、微笑んでダヒョンを見下ろしました…。

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💛 1%の奇跡(2016)-あらすじ-4話

ダヒョンは鍵を奪い返そうと奮闘していたので、目が合うまでジェインが何か別のことに気を取られているのに気が付きませんでした。彼が身をかがめてダヒョンにちょんとキスをすると、ダヒョンは貝のようにかちこちになり、すぐ後ろに飛び退きました。ジェインは、自分たちは付き合っているのだから何かしらの進展があっていい、と答えました。それから、自分は控えめなので最初のデートで夜をともにするのはちょっと、とおどけて付け加えたのでした。

ダヒョンはそもそもそんなつもりはないと大声を出し、鍵を強引に奪い取ると、ジェインの足を力いっぱい踏みつけました。『進展』などと二度と言わない方がいい、そう彼女は言い、痛む足をまだつかんでいるジェインを置いてその場を離れようとしました。さよならも言わずに行くのか、と、ジェインは彼女に尋ねました。

ダヒョンは愛らしい笑顔を浮かべて振り返り、ジェインに、「気をつけて帰ってくださいね、まあ、私には関係ないけれど」と答え、去り際に更なる怒りを込めてさっきと同じ足を踏みつけ、ジェインは相当長い間痛みにもがいたのでした。

車の中でジェインは先程のキスについて考え、自分に何が起きたのだろうと薄笑いしました。彼もごくあたりまえの人間で、キスから思考をそらせません。まだショックから立ち直れないまま、ダヒョンはだるそうに部屋をうろうろし、ジェインはかなりの手練だと考えていました。

ジェインはパクに連絡をしてバーに連れ出し、コンサートでダヒョンと一緒だったことを伝える報道に対して圧力をかけるよう命じました。パクがレポーターが自分を追い回していると知っているのに、何故ダヒョンと一緒に公の場に現れたのかと問いました。ジェインはただ、パクならできるだろう、と答えただけでした。

話しているうち、パク弁護士はジェインが彼らしくない小さな笑い声を立てたことに驚き、それを指摘しました。パクの突っ込みにも彼は答えず、俺の人生で何が起こっているか考えてみろ、と言い残して立ち去ったのでした。

次の日、ジェインはダヒョンとのデートの終わりについての記事をネットでいくつか眺めて、くすくすと笑いました。同じ頃祖父の家では、部下のカンが同じ記事を見て質問攻めに遭っていました。カンは、自分とパク弁護士はできる限りこのニュースをもみ消そうとしたと説明しようとしました。

祖父は楽しげに笑い始め、ジェインは彼なりに自身を変えていっているのだと考えたのでした。カンがどうして心配しないのかと尋ねると、祖父はにやりと笑って、この一件でダヒョンとジェインの結婚はより簡単になった、それこそが自分の望むことだと答えました。

一方その頃、ジェインの母はニュースレポーターの質問攻めに遭い、困り果ててジェインに電話をかけてきました。場面は変わり、ダヒョンは家であのキスのことは忘れよう、と自分に言い聞かせていました。更に場面は変わり、ジェインは母からの電話に出ます。ジェインは母親に、あの記事はまったくのでたらめではないけれど、ダヒョンと結婚するつもりはないと言って彼女を安心させました。

母との電話を切ったとたん、今度はスジョン(イ・ヘイン)という若い女性から電話がかかってきました。彼女は英語で、ジェインは結婚するのかと尋ね、ジェインは即否定しました。彼はおばに電話して様子を確かめ、スジョンに自分は絶対結婚しないと念を押してくれと言い、さっさと電話を切りました。

ジェインのオフィスの外では、自社のCEOの新しい恋人について噂話をしています。カンは自分はその女性を知らないと言い、同僚であるハンとチョは、ジェインに突然恋人ができたなら、今よりはましになるのではないかと考えます。

ジェインが入ってきて10分後にミーティングだと言うと、ハンは時計を見て10分後はもう昼休みだと指摘しますが、残念なことにジェインは非情なボスであるため、彼がオフィスを出ていくと、ハンはジェインを罵倒し、チェに向かってそもそもジェインのような優しさのかけらもない男が良く恋人を作れるものだと大声で言いました。

一方ダヒョンは学食で、自分とジェインのデートについてのニュース記事を読んで愕然としました。最初は嘆きのため息をつきましたが、彼女が美しい女性だと書かれているのを見て、少なくともそれは本当だと得意になりました。

ダヒョンはコンサートホールでのことを振り返り、ジェインから他人のふりをしてくれと言われたことを思い出しました。そして、ジェインはおそらくレポーターがたくさん集まっていることを知っていたのだと気づきました。彼女の願いは彼を生き埋めにすることなので、これはスジョンと破局したということかと疑問視するコメントに気づきました。ダヒョンはジェインの元恋人について軽く調べ、誰もが社会的地位が高いセレブであるということを知ったのです。

彼女がジェインの過去の恋人についてのまとめを読んでいると、彼女のアイドルジスがやってきて、小さな花束をプレゼントしてくれました。ジスは奴隷の契約のような状態で、自分を助けてくれたことに感謝しました。そして、この休み中に勉強をしっかりして遅れを取り戻すつもりだと話しました。

ホテルでは、オフィスでジェインが電話を置き、ミーティングに向かうところでした。その結果、ダヒョンからの数度の電話に出ることができませんでした。ダヒョンは彼にも一応良心というものが存在し、ニュース記事になったことで恥ずかしくて電話に出づらいのかと考えました。

ジスはランチを一緒にしようと提案し、ダヒョンは少しためらい、ジスに向かって、今日は、まっとうな人類になるための助力が多大に必要な超面倒くさい人と会う約束があるから、と答えました。ですが考えてみれば、別に会うのは今日でなくてもいいとダヒョンは思い、ジスと食事を取ることにしました。

オフィスでは、ジェインが戻ってきて、電話がダヒョンからの不在着信の通知で埋まっているのに気づきました。ダヒョンが彼に送った怒りの絵文字を見て笑い、カンは自分の上司の対応が普通と違うのに気づき、外に出てジェインにひとりの時間を作ってあげようと同僚のハンを引きずって出ていきました。

ジェインはカフェでダヒョンと会い、二度と足を踏まないでくれと脅すところから会話は始まりました。ダヒョンは子供の頃にマナーを学ばなかったのかと問い、彼には自分を叱れる立場ではないのだと注意しました。

ちょうどその時、ジェインは祖父からの電話を受け、すぐ着信拒否しました。祖父がまた電話してきたので、今度は電源を切りました。ダヒョンはテーブルに手を叩きつけ、ジェインはレポーターがいることをあらかじめ知っていたのだろうと言い張りました。

ダヒョンはジェインに、彼はこの状況の責任を取る必要があると言い、ジェインは結婚したくないと言ったじゃないかとやり返します(『責任を取る』という言い方は、そう、女性の妊娠が分かって結婚する場合に使われますね)。彼は自分も結婚なんてしたくないとぴしゃりと言い、激怒したダヒョンは、結婚のことなんて話していないと声を荒らげました。

彼女はジェインに、謝罪の気持ちはないのか、間違ったことをしていると思っていないのかと尋ねました。幼い子供のように顔をそらし、ジェインはどちらもないと答えました。突然彼はにやついて、あのキスのことを言っているなら、そっちだって悪い気はしていないんだろうと言いました。当然のように、彼は力いっぱいの蹴りを受けました。

ジェインは怒り、先生の体罰は良くないと言いました。ダヒョンは粗暴な生徒にはこうやって教えていると答えました。ダヒョンは本当に痛いところを蹴ってあげましょうかと脅し、ジェインは股間を守るため、急いで椅子を後ろに引きました。

一方、祖父は、ジェインに着信を拒否されたため、部下のカンを呼び出し、ジェインの問題はどうなっているかを尋ねました。カンはいますぐ仕事に戻るべきだと気弱に文句を言いましたが、祖父は孫がどうしているかを知りたいと言い、カンは、今ダヒョンと会っているはずだと答えました。

祖父はそれを聞いて喜び、興味を示しました。カンはダヒョンをそうも重要視する理由は何なのかを問いました。もっと賢く、可愛く、優しい女性はきっとたくさんいるだろうに、と。けれど祖父は、彼女以外のどんな女性もジェインを変えることはできないだろうと答えました。

祖父は、存在するだけで周りを変えることのできる人間が世界にはいると説きました。カンはジェインが変わるとはとても信じられませんでしたが、祖父は、ジェインは既に変わり始めていると言い、それを分かっていないのは本人だけだと評しました。

カフェでジェインは、自分の文章に絵文字で返されたのは初めてだと微笑みました。ダヒョンはそれは呪いの絵文字だと批判し、喜ぶべきものではないと言いました。彼女は花束を手に立ち上がり、ジェインは彼女がその花束をどこで手に入れたのかを気にしました。

もしどこかの男からもらったものなら、恋人の契約にお互いを裏切ってはならないという条項を加えなければならないと言います。自分が仕事に精を出している間、ダヒョンは他の男と会うべきではないと言いました。彼はダヒョンに家族を除いた男友達がいないと確信しています。

ダヒョンは同じことが彼にも当てはまると答えます。ジェインは自分と付き合っていながら家族以外の他の女性と会っていないのでしょうか? ジェインはうなずき、そのつもりもないと答え、この論争にはジェインが勝ったかのように見えましたが…それもダヒョンが、あらかじめ調べていた彼のこれまでの恋人の名前を読み上げ、今は自分と付き合っているのだから彼女たちと会うのはやめるべきだと言うまでの間のことでした。

彼は歯ぎしりして、ネットの情報の中に真実は1割しかないと言い、彼女は驚いたように口を覆う真似をして、アメリカに隠し子がいるというのは本当なのか尋ねました。ダヒョンはジェインに向かい、今すぐ彼女から手を引っ込めるべきだと伝えました。

手首をつかむのも、すべてのスキンシップも禁止すると伝えると、ジェインは彼女の要求を笑い飛ばし、恋人を持つのは初めてのようだから、と言い、見下したように、付き合っている男と女がスキンシップを持つのは当然だと説明しました。

ダヒョンは、付き合っているからではなく、お互いが好きだからスキンシップを持つのだと言い返しました。ジェインは、それならダヒョンは自分を好きではないと言うことかと尋ね、「当たり前じゃない!」と言い返しました。彼は、問題がややこしくなるから自分のことは好きにならないようにと脅しをかけました。

ジェインは立ち去り、ダヒョンが彼を追いかけようとしたとき、彼女の花束を嫉妬心から奪い取り、ゴミ箱に投げ捨てました。ダヒョンが花を拾おうとすると、ジェインは彼女の手首をつかみ、乱暴にカフェから引きずり出しました(5分前の会話は何だったのでしょうか?)。

ジェインとダヒョンは外に向かって歩き、他の人もあなたがそんなとんでもない男だと知っているのかと尋ねました。彼はそれを認め、けれど気にしないと答えました。ダヒョンはただ彼の背中に虚しくパンチを食らわせる真似をしました。

コンサートホールのエントランスに着きましたが、ダヒョンは中に入りたがりません。ジェインは、ここに来たのはこのコンサートは自分のホテルが後援だからだと言います。ダヒョンは、彼はいつも捨てられる男に違いないと呟きました。

ジェインはあざ笑い、生まれてこの方捨てられたことなど一度もないと誇らしげです。ダヒョンが、捨てられていると気づかないうちに捨てられているのだと答えると、彼の顔からにやにや笑いが消えました。そもそも、女性たちはきっとただジェインのステータスに惹かれているのだと言い、ジェインがそう断言できる理由は何かと尋ねると、デートに仕事を持ち込むからだと指摘しました。

ジェインはそれは一石二鳥だと答え、無駄な時間を過ごしたくないのだと彼女に言いました。ダヒョンはつまりそれは彼が絶対に自分に恋をしないということだ、安心したと答えました。何故なら、恋人同士は一緒にいる時間を無駄だと思わないからです。何かあれば、ふたりは自分の時間を過ごすため、別れるのです。

この間はクラシックコンサートに行ったのだから、今日のデートで何をするのかを決めるのは自分だとダヒョンは言い、ジェインを会場から引き離しました。ジェインは彼女についていきましたが、自分の腕をつかむなんてとんだ大胆さだと不平を鳴らしました。ジェインのいとこのテハが、そのやりとりを遠くから計算高い表情で眺めていました。

ダヒョンはおもちゃの模型を扱う店にジェインを連れてきました。ジェインは彼女に、君が10歳の子供だとは思えないのだが、と言います。彼女は、自分の生徒たちは10歳で、彼らのためにここに来たと言いました。

ダヒョンが模型をじっくり眺めている間、ジェインの近くにいた小さな男の子が、展示されている模型が欲しいと母親にねだり始めました。ふと、その子と同じくらいの歳に、男の子の葬儀に参列した記憶が呼び起こされました。

ジェインとその子との関係ははっきりとしませんが、確かに今彼が母親と呼んでいる人物の息子であることは間違いありません。葬儀場で、ジェインはハンカチを投げては取っていましたが、その男の子の母が壁際で失意を抱いて座っているのに気づきました。

彼は女性に近づくとハンカチを渡し、優しくその背中をなでながら、泣く女性に肩を貸してあげました。祖父はふたりを離れた場所から見ていましたが、やがて重いため息をつきました。

現代に戻りましょう。ダヒョンに軽く叩かれて、ジェインは物思いから引き戻され、下で飲み物を買ってくると言いました。ジェインは、おもちゃを母親にねだっていた男の子にその模型を買ってやり、きびすを返したとき、ダヒョンが自分をじっと見ていることに気づきました。

テハの母とジェインの母は、祖父の家でお茶を飲んでいました。テハの母は陰険な笑みを浮かべながら、ジェインにはまた新しい恋人ができたようだと話題に上げました。ジェインの母親は彼を擁護して、息子の年齢なら恋人がいるのは普通のことで、SHグループの傘下に戻る前の興味本位の付き合いだと言いました。

テハの母はジェインがグループに戻ってくる計画があることにショックを受け、ジェインの母は、彼が孫の中で一番年上なのだから、それが望ましいというだけだと答えました。テハの母は、テハも祖父と直接の血縁関係にあると憤り、ジェインの母はよそではけして言いませんが、結局重要なのは能力だと言いました。

テハの母は、ジェインの母に、彼はあなたの本当の子ではない、あなたは一滴の血も彼に分けていない、そう言って嘲りました。ただ同じ時間を過ごしているだけで親子になれるわけがないと言い、更に、ジェインの母は4人を前に引き下がることはなく、義理の姉に自分もSHモールの株を持っていると念を押しました。

祖父は喧嘩を止め、テハの母は機嫌が良さそうです。ジェインの母はうろたえて謝罪しましたが、自分はジェインを本当の息子と思っているし、だからジェインも大韓電機の会長の孫であると言うことは忘れませんでした。更に、実際ジェインは自分に似ていると言うジェインの母親に、祖父は心配は要らないと答えました。

おもちゃ屋では、ダヒョンはまだ模型の部品を組み立てるのに苦心しています。ジェインは後ろから近づいて、彼女の無意味な挑戦を目にすると、ダヒョンを腕に包み込む格好で、ピースを組み立てました。

ジェインがここにはもう1時間もいたのだから出ようと言うと、ダヒョンは説明書に間違いがあるに違いない、と不満そうです。パズルの組み立てで生徒たちが君に抱く完璧なイメージを壊してはいけないとだけ言い、パーツを組み合わせ始めました。

しばらくして、彼らは店を出ることにしましたが、その直後突然の雨に見舞われます。ジェインの中で、今度は10代の頃の記憶が蘇りました。

中年の女性(ジェインの実母でしょうか)が、空港の前で、誰かを目で探しながら待っていました。彼女に会えることが嬉しく、小走りで道を渡ってその女性と会おうとしましたが、それより早く、白人の男性と1人の小さな女の子が彼女の元に現れました。ジェインは落胆し、女性が少女を抱き上げ、幸せな3人家族がタクシーに乗り込むのを見送りました。

再び現代に戻りましょう。ダヒョンはジェインに新しい模型のパッケージを渡し、暇な時に作ってみたら、と提案しました。彼は忙しいと言ってそれを押しのけますが、ダヒョンが引かないので彼は怒りました。彼女は雨の中に飛び込んでいこうかどうしようか悩み始め、ジェインはそうせずに店から傘を借りてきました。

ダヒョンはもう一本借りてきてくれれば良かったのにと言い、ジェインはそれに対して、どうして?と尋ねました。ダヒョンを近くに抱き寄せ、雨の降る中ふたりは、冗談を言っては笑って歩き出しました…。

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