1%の奇跡(2016)-あらすじ-1話~2話-ネタバレ

2018年9月24日

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韓国ドラマ-1%の奇跡(2016)
韓国ドラマのあらすじ!ネタバレ!放送予定!
韓国ドラマ-1%の奇跡(2016)-あらすじ-1話~2話-ネタバレ
最終回までをネタバレありであらすじを配信中!
放送予定の1%の奇跡(2016)を配信!キャストと相関図も紹介!

【1%の奇跡(2016)-概要】

小学校教師のダヒョンは、生徒たちを連れて野外授業に出ていたある日、山で行き倒れになっている老人を見つけて病院に連れていく。
ダヒョンの優しさにいたく感動した老人だったが、実はその人物は大財閥ソンヒョングループの会長、イ・ギュチョルだった。
イ会長は、グループの影響が少ないホテルで好き勝手に仕事をしている孫のジェインを見かねて、見ず知らずのダヒョンと結婚しろというとんでもない内容の遺言状を作成する……

1%の奇跡(2016)のあらすじやキャスト、相関図などをまとめて最終回までネタバレありで全話配信!

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【1%の奇跡(2016)-あらすじ-1話~2話】

💛 1%の奇跡(2016)-あらすじ-1話

壮大なホテルで、アイロンがけされた清潔な白いシャツをカメラが追っています。実はその男性、トレッドミルを走り、シャワーを浴びたところです。すっきりと洗濯されたシャツを着て、まるでこのホテルのオーナーであるかのように、ホールウェイを歩いて行きます。それも当然、彼こそがこの物語の主人公である男性、このホテルのCEOリ・ジェイン(ハ・スギン)なのです。

オフィスでは、ジェインが無意識にペンを回しながら文書を目で追っていて、部下たちは針のむしろに座っていました。部下たちは、ちらちらと上司を眺めていましたが、やがてどこかからの電話がこの張り詰めた沈黙を破りました。

電話の持ち主の社員が急いでその音を消しましたが、ジェインはこの邪魔を叱るつもりはないようです。しかし彼が話し始めたときちょうど別の携帯電話が鳴り、社員が急いで電話を手に取ろうとしましたが、ジェインはそれより早く電話を床に放り投げました。そして素知らぬ顔で、全員にミーティングの準備ができているかを尋ねたのでした。

とある小学校では、女性教師が手を打ち鳴らして生徒の注目を集め、屋外授業の準備を促していました。彼女がこの物語の女性主人公、キム・ダヒョン(ジョン・ソンミン)です。

外では生徒たちの手作業を見守り、褒めていましたが、後ろから大きな音がしたのを聞いて、ダヒョンははっと動きを止めました。急いで森を覗き込み、他の生徒にその場を動かないよう指示を出してから、ダヒョンは先程音がした方を確かめに行きました。ダヒョンは広場の中でも木が生い茂っている場所から、老人が丘のふもとで倒れているのを見つけて息を呑みました。彼女は老人に駆け寄り、大声で呼びましたが、老人の意識は戻りませんでした。

ホテルのオフィスではがたがたと激しい物音が聞こえ、部下が皮肉を込めて、電話や設備が頑丈になったと、ひそひそと話しています。物音がやみ、ジェインはため息をついてオフィスを出ました。ミーティングの時間を部下たちに冷ややかに告げ、彼らも急いでオフィスを出る支度をします。

エレベーターの前で、部下に向かって、どうして他のホテルでのビジネスミーティングに出席させられなければならないのか、これを挑発と取るか失策と取るかについての不満を大声で述べていました。部下のひとりであるカン(携帯電話を投げられた人物)はジェインをなだめ、今回は妥協しようと持ちかけるのですが、ジェインはそれを無視して、次のミーティングは自分たちのホテルでやると言い放ったのでした。

ロビーに着いたジェインは迷子の旅行者を見つけ、北京語で話しかけました。部下たちは彼のフレンドリーな物腰について、影で文句を言っています。ジェインが彼らを振り返ると、部下たちは無防備な状態で固まりました。

ダヒョンは老人を病院に連れていき、帰るところでしたが、病院職員の会話を漏れ聞いて立ち止まりました。あの老人はホームレスで保証人がいないから、治療はしないという話でした。なのでダヒョンは踵を返し、看護師に向かって自分があの老人の保証人であると口にしたのでした。

ジェインはミーティング終了後、ビジネスパートナーと握手を交わし、自分のホテルで食事はどうかと英語で申し出ました。相手は仕事が詰まっているので、と言ったのですが、ジェインがメキシコ料理を得意とするベルギー人のコックが新しく入ったことを伝えると、相手はスケジュールの変更を決めました。

車の中で、カンはジェインがどうやってああもあっさりとビジネスパートナーにホテルに来るよう取りつけたかを遠回しに尋ね、それに対してジェインはあのビジネスパートナーはベルギー人でメキシコ料理が好きだから、と答えました。よって、ホテルの新しいシェフに、適当な、それでいて適当すぎない評価をしたのでした。

ダヒョンは家でポスターを作りながら、もうすぐやってくるブラインド・デートについて母親と電話で話をしています。今度は東洋系の医師で、イケメンだそうです。デートはジェインのホテルですることになり、ダヒョンはそのホテルのステーキはおいしいからという理由でOKしたのでした。

電話を切ったあと、ダヒョンは自分がポスターを作っている有名歌手のファンサイトをチェックし、他の仲間とその歌手の新しいミュージックビデオについてチャットしました。ちなみにダヒョンのID名は「もし(あなたが)若かったなら(あなたは)『私のお兄さん』」です)案の定オタク女子です)。

もちろん、チャット中も誰かがタイプミスをしようものなら、ダヒョンはスペルミスを直したいという内なる先生魂を必死に押し込めることになります。バッグからりんごをつかみ出すと、ふと記憶が蘇りました。

病院で、ダヒョンは老人に入院するように言ったのですが、老人は自分はどこも悪くないと言い張りました。世話をしてくれたことに礼を言い、治療費を支払うと言った老人の申し出を断ったダヒョンは、代わりに老人が妻にあげる予定だったりんごを受け取ったのです。

ダヒョンのブラインドデートの日がやってきました。持ち物(鍵、携帯、財布)のリストを書いた付箋をチェックし、最後に部屋をぐるりと見渡して、誇らしげに「完璧」と言いました。カメラはベッドに置いてある彼女の携帯にズームし、鶏の鳴き声がします(『鶏頭』は韓国語で忘れっぽい人のこと)。運良く行き過ぎる前に忘れた携帯に気づいたのですが、結果的にバスに乗り遅れてしまいました。

一方ジェインも、部下の犯したミスを怒鳴りつける気分の悪い日を過ごしていました。カンは会長に連絡して助力を求めるよう提案しましたが、ジェインはカンに彼の上司は誰でもない自分であると思い知らせました。そのあとすぐ赤い電話が鳴り、電話を受けた部下が、SHグループの顧問弁護士からの電話であるとジェインに告げたのでした。

弁護士風情が何故自分に電話などできるのか信じられない気持ちのジェインでしたが、カンはジェインに、弁護士と話をして欲しいと頼んできました。ジェインはぶっきらぼうに電話に出ると、直に会いたいという先方の申し出を承諾しました。彼は部下に向かって、自分がいない間にすべてを準備しておくようにと命じ、部下たちはジェインが出ていくと同時に悪口を言いました。けれど、ジェインが上着を取りに戻ってきたので、彼らはびっくりして椅子から立ち上がりました。

ダヒョンはデートするホテルに到着しましたが、バッグの中を探っている間にジェインにぶつかってしまいます。彼は転びそうになった彼女を助け、親切なホテルマンの顔で、彼女に怪我はないかと尋ねます。ダヒョンが、自分が前を見ていなかったせいだと言ったとき、母親から電話がかかってきました。向こうが一方的に話してきてすぐ切れたのですが、そのやりとりで、ジェインは彼女が何のためにここにいるのかを察しました。

ジェインはカフェならホールウェイを下ったところにあると丁寧に教えましたが、ダヒョンはトイレを探していると答えます。ジェインは道を詳しく教え、ダヒョンは立ち去ります。ジェインは彼女はブラインドデートのためにここに来たのかとひとりごち、一方ダヒョンはこのホテルは従業員をしっかり教育していると感じました。

ジェインは親友でもあるSHグループの顧問弁護士と会いました。ジェインは何故電話してきたのかと尋ね、弁護士のパクは会長が遺言状を書き換えたと説明します。新しい遺言をざっと確認すると、ジェインは立ち上がり出ていこうとします。しかしパクがそれを止め、これは冗談ではないと告げます。ジェインはこちらも冗談を言っているわけではない、祖父が自分の金を使って何をしようと知ったことではないと答えたのです。

パクはジェインを引き止めて座らせましたが、祖父が自分の選んだ女性と結婚するようにというこっけいな条件について譲歩することはありませんでした。パクは、相手が誰か気にならないのかと尋ねましたが、ジェインはとうに答えは出ているとその質問を退けました。彼は口早に過去の経験を述べましたが、パクはジェインを遮って、今回は「ハン・ジュヒ」ではない、と言ったのでした。

ジェインは明らかに不意を突かれて一瞬身動きもできなくなりましたが、とにかくどうでもいいという主張を繰り返しました。彼の祖父が0から起業したのなら、自分もそうするまでであると。パクはジェインの決定に賛同せず、祖父の遺言を無視するのは良くないと言い、今回はこれまでとは違うとジェインに告げたのでした。

夜更けに、ジェインは遺産の受取人をダヒョンとする遺言状を眺めていました。おまえの祖父はダヒョンが誰と結婚し、その遺産を相続することになってもかまわないとしている、「テハ」でも問題はない…そう言ったパク弁護士の言葉が思い返されます。それが誰かはまだ謎ですが、パク弁護士はテハが会社を狙っていることを明かします。これはジェインにとっては頭の痛い問題ですが、彼は祖父の挑発に乗ってみようと心を固めました。

スーツ姿のビジネスマンが群れをなすロビーを歩くのは、ダヒョンが助けた老人ですが、ホームレスになどとても見えず、また貧乏とも思えませんでした(間違いなく、彼こそが遺言を書き換えたジェインの祖父です)。

これから巻き込まれるトラブルのことなど知らないダヒョンは、学校で楽しげに生徒の作品にスタンプを押しています。その頃、ジェインとパク弁護士はダヒョンに会いに行くため車中にいました。ジェインは、ダヒョンについて、祖父を騙そうとしている九尾の狐に違いないと文句をこぼしました。

ふたりは学校に到着しましたが、教室の外でクラスの子どもたちと遊んでいるダヒョンを見つけることができませんでした。少しすると、インターコムを通して、ダヒョンの名が呼ばれ、職員室まで来るようにという放送が流れました。

ダヒョンが職員室に着くと、パク弁護士とジェインは名詞を渡し、パクはイ・ギュチョルを知っているかと彼女に尋ねました。ダヒョンは、自分の教え子にそんな名前の生徒はいない、別の先生と人違いしているのだろうと答えます。ジェインは返事代わりに嘲笑をこぼしました。

パク弁護士はイ・ギュチョルはSHグループの会長だと説明しましたが、ダヒョンのことは何も言わなかったので、何故ふたりが自分に会いに来たのか、ダヒョンはまだ分からずにいました。ジェインはふたりの話に割り込み、ダヒョンにどうやって祖父をたぶらかしたのかと尋ねました。

しかしダヒョンは甘っちょろい女性ではなく、当意即妙な答えでやり返します。

「私が何をしたかは知りませんが、ひとつ分かることがあります。あなたが弁護士を連れてきた理由。それは、その口の悪さが自然とトラブルを招くからですね」炎上。

ダヒョンは弁護士と話をする方が良さそうだと言い、パク弁護士は謝罪をしますが、ダヒョンはジェインの無作法さに間接的な軽蔑を投げかけました。ジェインは彼女の辛辣さを鼻で笑っただけでした。

その頃カンはジェインの祖父と会い、何故静かに引退しないのかと尋ねました。老人は、自分は何もしていない、ただ、孫のジェインが女性と巡り合うことで、その人柄が変わることを望んでいるだけだ、と答えました。

カンは賛同しかねると嘆きましたが、老人は笑みを浮かべながら静かに紅茶を口に含んだだけでした。学校に戻ってみましょう。パク弁護士は老人がダヒョンに遺産を譲りたいという意向を伝え、ダヒョンは息を呑み、あの老人は死んだのかと尋ねましたが、ジェインは祖父ならピンピンしていると声を荒らげました。

ダヒョンは何かの間違いだろうと思い、人違いだとふたりに言いました。ジェインは目を輝かせましたが、ダヒョンが遺言書を確かめて、ここに書かれているのは確かに自分の個人情報だと認め、ジェインをまた落胆させました。ジェインは祖父を誘惑して、優雅な生活を送りたいのだろうとダヒョンをなじりました。今度はダヒョンが鼻で笑い、「その口を閉じてくれませんか?」とジェインに丁重にお願いしたのでした。

ジェインは真剣なまなざしで彼女を見つめましたが、ダヒョンはいきなり立ち上がって机にばんと手を叩きつけました。ダヒョンはふたりを詐欺師と決めつけ、警察を呼ぶとふたりに怒鳴りました。ジェインは急いで彼女の電話を奪い取り、パク弁護士は慌てて身分証を彼女に見せ、自分は本当の弁護士であると証明しました。

ダヒョンは、どのようにしてSHグループが自分の情報を集めたのかがまだ分からないままです。一方でジェインは自分もそれを知りたいと言いました。更にジェインは、彼女は自分の好みのタイプではないから、変な気を起こさないことだと予防線を張り、彼女もお互い様だと言い返しました。

それから「あなた、周りの人から嫌われてるでしょ?」と尋ねました。パク弁護士は思わず首を縦に振ってしまい、ジェインから険しい眼差しを向けられることになりました。

老人とカンはといえば、どうして老人がダヒョンのことを知っているのかとカンが尋ねていました。老人は、彼女には借りがある、とだけ答え、カンは彼女の家は金持ちなのだろうと思いましたが、それは誤りでした。では身内に政治家がいるのと尋ね、またも不正解。ジェインの気性を良く知っているカンはダヒョンを案じましたが、老人は、今頃ジェインはこてんぱんにやられているだろうとくすくす笑っていました。

再び学校を見てみましょう。ダヒョンは、自分はSHグループの会長のことなど知らないと何度も繰り返し説明しようとしました。ジェインは今更態度を翻さないでもらいたいと言い、ダヒョンは彼を知っているのは有名人だからであると説明しました。アメリカの大統領が誰か、と同じようなレベルで知っているだけだと。

パクはこの場を収めようと、ふたりに座るよう促しました。これは間違いなどではなく、条件がそろえばダヒョンは関係書類の所有者となることを繰り返しました。彼女はうめき、パクの言うその『条件』とは何かを尋ねました。

まるで地雷原に踏み込むような気持ちをひしひしと感じて、パクは少し口ごもりましたが、ようやくその条件は老人が選んだ男性と結婚することであると打ち明け、ダヒョンがこの話を受け流すことを願っていろいろとまくし立て始めました。もちろんダヒョンは、彼の話を遮り、では自分は誰と結婚するのかと問いただしました。

パクはジェインの方に顔を向け、夫となる人は「リ・ジェイン」であると答えました。ダヒョンは、もしかしてそこで自分と向き合っている男性が「リ・ジェイン」なのかと問い、その事実に驚愕を隠しきれませんでした。ジェインはその感情をそっくりそのまま返し、これからどうするのかを尋ねました。

パクの口からもしふたりが結婚すれば、というフレーズの「け」が出た瞬間、ダヒョンとジェインが同時に叫びました。ダヒョンは少なくとも自分たちふたりが結婚しないことについては意見が一致していると、安堵のため息をつきました。この話は、ジェインが彼女にどうせならもっとうまくやれと怒鳴りつけ、ダヒョンは正直に、あなたにはコミュニケーション能力に問題があるようだと言い返すという結果を招いただけで終わりました。

車に戻る道を辿りながら、パクはダヒョンは嘘をついてはいないようだと言いました。ジェインはそんな彼をいかれていると評し、だからおまえは裁判官でなく弁護士なんだと言い放ちました。一方、ダヒョンはまだ学校にいて、気落ちした様子で職員室のソファに座っていました。けれど、新聞にお気に入りの歌手の記事が出ていることに気づき、すぐに気持ちが明るくなりました。

残念ながらジェインにはその手法は使えないので、彼はパクにダヒョンのことを詳しく調べるよう命じます。パクは忙しいからと不満げでしたが、ジェインは、自分の指示に従うことは、SHグループの顧問弁護士としての責任だと言ったのでした。

ジェインはホテルに戻りましたが、邪険にしている男のもとにまっしぐらに向かいました。ここでようやくミン・テハ(キム・ハンミン)が登場し、このホテルのサービスはいまいちだと評します。ジェインは、無法者が円満な家庭を築いているのを見たことがない、だからSHモールよりはマシだと語気を強めます。そして、互いの軽蔑を見透かしつつも、心底積極的かつ攻撃的な口論を終えたのでした。

オフィスでジェインはダヒョンに関する報告書を見て、ファンクラブの会長であることに気づきます。ジェインは報告書と写真をぐしゃぐしゃと丸めましたが、すぐそれを平らに伸ばして写真をじっくり眺め、この顔でどうやって祖父を誘惑したのだろうかと考えました。

ジェインは祖父に電話しますがすぐ切られ、それから祖父は電話を取ることすらしませんでした。その意図は明らかで、ジェインは、ならこっちから行ってやると大声を出しました。

家に帰ったダヒョンは、お気に入りの歌手の新しいミュージックビデオをいそいそと再生しました。けれど、すぐがっかりしてしまいました。その歌手のファンサイトにログインしてみたら、90年代っぽいイケてないミュージックビデオについての文句やその意見への賛同が目に入りました。そこで彼女はその歌手に、ミュージックビデオは素晴らしかったと嘘を書いたメールを送りました(彼女は彼と知り合いなのでしょうか?)。
 
会長は家で妻の写真に向かって、妻に会いに行く途中でどのように孫の将来の配偶者と出会ったかを話していました。その女性は妻に似ていると言い、病院でのことを思い返しました。ダヒョンは彼が横たわっている間にあれこれと世話をし、その後タクシー代も払ってくれたのです。

ドアのノックの音で老人は妻との話を中断し、ジェインとパク弁護士が書斎に入ってきました。ジェインは挨拶もせず、祖父に何をしに来たのかと尋ねられると、祖母の写真を見て、彼女に語りかけました。

3人は場所を移し、会長は所持しているSHモールの株を含め、自分の意思通りの者に全財産を相続させると言いました。ジェインは、SHモールの株は死んだ父のものだと言い、いきなり会社に戻ってこいという脅しなのかと祖父に詰め寄りました。会長はジェインの言い草を槍玉に挙げ、ジェインがこうも無作法だと知ったらダヒョンががっかりしてしまうと言いました。

ジェインは、なら自分がダヒョンと結婚すればいいと言い、もう30歳若ければそうしたと祖父は答えました。祖父は、これは経営の問題ではないので完全にジェイン次第だと言い、ジェインは、これは以前のジュヒの場合と同様、経営に関する問題だと言い返しました。

ジェインは祖父に、ダヒョンが差し出せるものは何なのかを尋ねると、祖父は他の女性にはない何か特別なものを持っていると説明しました。自分が断ったらどうするのかとジェインに問われると、祖父はその場合会社とSHモールはテハのものになると言いました。

ダヒョンはお気に入りの歌手の写真をせっせとスクラップしており、朝刊を手に取りました。そのときジェインとパクの名詞が床に落ち、ふたりにその歌手の代わりに頼みを聞いてもらえればラッキーだったのにと思いました。

老人の家では、ジェインが妥協点を提案していました。結婚するのではなく、3ヶ月間ダヒョンと真剣に交際するというのが、その内容でした。祖父は最低1年とし、月数で揉めた後、最終的に6ヶ月ということで話はまとまりました。

そのとき、SHモールの報告書を持って、テハが訪れました。会長はジェインにホテルについて尋ねましたが、ジェインはテハを見ながら、社の機密事項をおいそれと漏らしたりはしないと答えました。そこで老人は、血筋に関係なく、最も有能な者に会社を譲ると声高に宣言したのでした。

ジェインは椅子を蹴って立ち去り際に、祖父に向かって手腕を評価するというその言葉を忘れるなと言い残しました。そのぶっきらぼうな振る舞いにも関わらず、祖父は微笑みを返しました。テハは不満げでした(もっとも、彼はこの時間の9割がたその表情だったので、単に気を緩めていただけかもしれません)。

ダヒョンは学校でクラスの女子とダンスを踊っていましたが、帰る時間になったので音楽を止めました。ジェインは帰る生徒たちのすぐそばを車で駆け抜け、学校の中庭に向かいました。ジェインはぶらぶら歩いて職員室を見つけ、中にいた教師にダヒョンはもう帰ったと言われました。

その教師はダヒョンに連絡を取ろうかと申し出ましたが、ジェインはそれを断り、ホールウェイを歩きながら、自分たちは顔を合わせるべきではない運命なのだと大声で言ったのでした。

学校の外ではダヒョンがバッグの中を探って、財布を忘れたことに気づき、走って学校に戻っていくところでした。ジェインが車を出すまさにその時に、ダヒョンは校庭に到着したのでした。ジェインはクラクションを鳴らし、車を降りると挨拶をしました。おずおずと手を挙げましたが、ダヒョンはぶっきらぼうに会釈しただけでした。ジェインは「これは運命なんかじゃない」と考えていました…。

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💛 1%の奇跡(2016)-あらすじ-2話

校庭で運命とは程遠い出会いをしたジェインとダヒョンは、カフェで話をしました。ジェインは、祖父は自分たちふたりの結婚を望んでおり、また、彼らのファミリーの中では祖父の言葉こそがルールであると説明しました。ダヒョンは自分たちの家族のことは自分で何とかしろと言い、彼の祖父が誰であるかは本当に知らないと言い張りました。けれどジェインは怒っており、信じようとはしません。

ダヒョンはむすっとして立ち上がり、ジェインの祖父に会ってこのごたごたを収めようと言いました。彼女はおろおろしたままのジェインを残して歩き出し、ジェインは彼女が忘れた携帯電話をつかんで追いかけました。ダヒョンは堅苦しい礼を言い、ジェインは大げさに眉をひそめてみせました。

ジェインは自分の車に乗るように言いましたが、ダヒョンはタクシーを使うと答えました。同じ場所に行くのにばらばらになるのは馬鹿らしいと言うジェインに対し、ダヒョンはあなたを信頼していない、何をされるか分かったものではないと返しました。先に行って祖父(あるいはおそらくこの詐欺の共犯者)に連絡するよう、ダヒョンはジェインに言いました。

侮蔑を受けたジェインは、祖父に電話し、ダヒョンは祖父が誰なのかを分かっていない、3人で会いたいと伝えました。祖父はそれは私の問題ではない、自分で何とかしろとジェインに答えました。孫からの電話を切った後、祖父はその電話に向かって、「リ・ジェイン、悩むべきときは来た。これは他でもないおまえの問題だ」と呟いたのでした。

電話でのやり取りがうまくいかなかったと悟ったダヒョンは、もっと計略を練るべきだったとジェインに言いました。「どうして信じてくれないんだ?」と彼が尋ねると、ダヒョンはそっちこそこちらの言い分をまったく信じてくれないくせに、信じろと言うのかと指摘しました。これは普通の状況ではありません、「俺を狂ってると思ってるのか?」とジェインは尋ね、彼女は冷ややかに「自分が狂ってることは分かっているのね」と言いました。

怒りを込めて短く笑うと、ジェインはダヒョンの腕をつかんでカフェに連れ戻しました。彼女が抵抗すると、ジェインはお姫様抱っこされたいのかと尋ねました。ダヒョンはびっくりして彼の腕を振りほどくと、先に歩き出しました。テラスに座るなり、ダヒョンは警察を呼ぶと彼を脅し、自分が何をやっているのか分かっているのかと尋ねます。

ジェインは腹を割って真剣に話し合う必要があると言いましたが、彼女はあなたに言うことなどないと答えました。ジェインは陽気に自分自身をGoogle検索し、電話に表示された写真を見せました。彼女は、あなたはその写真の中の人に似ていると答えました。「俺はこいつに似てるんじゃない、こいつが俺なんだ!」ジェインはイライラしてうめき声を上げました。

ジェインの祖父の家では、カンは会長に向かって、もし本当にダヒョンに借りがあるのだとしても、これは彼女の優しさに報いるどころか、むしろ彼女を敵に回してしまうだろうと言いました。会長は、ジェインに欠点はあるかとカンに問い、カンは、彼は荒くれている以外に欠点が何もないのが欠点だと言いました。

会長は、それこそが彼にダヒョンが必要な理由だと返しました。彼は粗暴で金だけを愛しており、似たような女性としか交際しません。祖父として孫をこのままにはしてはおけません。「私には時間がないんだ」彼はそう言ってため息をつきました。

ダヒョンとジェインは遺言書の正確な条件について話し合いました。ダヒョンはその条件が気に入りません。ジェインの話し方はすっかりくだけたものになっており、そんなに簡単に放棄しようとするが、あんたが受け継ぐ株は想像を遙かに超えた価値があるぞと言いました。ダヒョンは、馴れ馴れしくしないできちんと話して欲しいと声を荒らげます。彼は、これだけの多額の金が絡んだ話の最中にそんな作法は時間の無駄だと取り合いません。

ダヒョンは「ええと…あなたの名前は何だったかしら?」と言い、彼はむっとして名乗りました。彼女は、自分の生活は苦しくないし、ましてやホームレスでもないし、遺産相続をする必要もないのに何故結婚しなければならないのかと尋ねました。彼は、もしダヒョンが自分と結婚しなければ大変なことになると言いました。ダヒョンが結婚する男がSHグループの相続者になると知れたら、男どもが群がってくるだろうというのです。

「うーん、別に悪くはないわ」とダヒョンは答えました。そして、「でも私が誰を選ぼうと、それは絶対あなたではないわ」と続けました。彼の祖父は恐ろしい人格を必死に金で隠そうとしているのだと彼女は考え、ジェインがおまけでついてくるなら、相続は全然割に合わないと話したのでした。

ジェインの怒りは沸点に達し、親友(というより、多分唯一の友人でしょう)である弁護士の事務所に向かいました。パクはあの先生とうまくやれていないようだなと微笑みました。ジェインは、彼女は恐ろしく、狡猾で、卑怯で、無謀な人間だと言いました。「言い換えれば、彼女は頭が良く、賢く、恐れを知らないということじゃないか?」パクはおかしげに尋ねました。

ジェインは彼女におまけ扱いされたと愚痴りました。ジェインが、ダヒョンは結婚もしないし遺産も要らないと言ったと話すと、パクは真剣な顔になり、どうするつもりかと問いました。「もちろん、あの女が頷くまで押し切るまでだ」もちろん、そうでしょう。

書店で、ジェインの祖父が表紙にアップで写っている彼の著書を手に取り、ダヒョンは、この人が自分を知っているのなら、本当にそうならば、彼女に礼金を払えばいいし、孫の方は放っておけばいいのにと考えました。(真面目な話、どうして彼のことを思い出さないのでしょう?)

アイドルのジスはすぐ彼女と親しくなり、彼女を先生と呼んで、今度の高等学校卒業認定試験に向けて頑張っていると言いました。ジェインは、そんなふうに呼ばないでと言い、ファンクラブの会長として何かご褒美をあげるから頑張りなさいと言いました。

その夜、ジェインは事務所で、くちゃくちゃになったダヒョンの写真に向かって、「悪いが、負けるゲームはしないんだ」と語りかけました。

次の日の放課後、ダヒョンはジェインから電話で呼び出されて彼と会いました。彼の姿を求めてカフェを見回していると、その後ろからジェインは近づき、彼女を驚かせようと「俺はここだ」と耳元で言いました。ダヒョンは振り返り、彼から離れようとしましたが、その腕が誰かにぶつからないように、ジェインは彼女の手をつかんで少しの間引き寄せました。

席につくと、ダヒョンは、あなたにもSHグループにも興味はないからもう電話してこないでと言ったはずだけれど、と言いました。ジェインは、そっちに結婚する気がなくて安心したが、祖父は自分たちが6ヶ月真剣交際すれば遺言書を書き換えてくれると言った、と答えました。ダヒョンは彼と付き合う気はないと言い、ジェインは彼女にSHグループの年間利益について知っているかと尋ねました。

ダヒョンは自分の月給を知っているかと問い返し、ふたつの数字は同様に評価するべきものではないと言いました。彼女は飢え死にに瀕しているわけではなく、よその家族の金を相続するために結婚するつもりはないし、自分の人生をややこしくしたくないと話しました。

「本気なんだな」やっと彼女の話を聞く気になったらしいジェインは言いました。ダヒョンは、自分はいつだって本気だと答えました。立ち去ろうと立ち上がったときちらりと彼を振り返ったので、ジェインは期待して注目しましたが、彼女は静かに忘れた携帯電話を手にして、今度こそ歩き出しました。やれやれ。

家で、ダヒョンは金をもらうのも悪くはなかったかなと思いつつ、やはりそれを断ったのは賢い選択だったと思いました。あの手の人々に巻き込まれるのは最悪なので。母親は別のお見合いについて連絡してきて、相手が東洋医学の医者だと知り、ダヒョンは喜んで了承しました。

一方ジェインはオフィスに戻り、ぐちゃぐちゃになったダヒョンの写真と報告書をじっと睨んでいました。今日の彼女の拒絶的な態度について考え、それから祖父の会社をテハに譲るという発言を思い返しました。「いいか、先生」ジェインはダヒョンに写真に向かって言いました。

「あんなふうに振る舞われると、こっちが面倒になるんだよ」。祖父は、予想通りジェインから何も言われないことに満足して微笑んでいました。ダヒョンはジェインを拒絶したのでしょう。そろそろテハに事情を説明するべきときだと思い、彼はパク弁護士に電話をかけました。

週末、ダヒョンはきちんと(多少面倒くさくも思っていましたが)お見合いの場に向かっていました。ジェインはおそらくとても久し振りに、ホテルのレストランで母と昼食をともにしていました。母は息子に向かって、祖父との間に何が起きているのか、カナダのおばと連絡を取っているのかと尋ねました。ジェインはひとつめの質問を無視し、ふたつめの質問にはそうしていると答えました。そのとき、向こうでダヒョンがお見合い相手といるところを見つけたのでした。

母親は息子の気がそれたのに気づき、二人連れを観察し、それを利用して、いつ結婚する気なのか、どうしてSHグループにすぐ戻らないのかを尋ねました。更に、ジェインの母方の祖父は大韓電機の社長であり、その影響力は大きいということを息子に話しました。彼の家族は、いつでも手を貸すとも言いました。

ジェインは母親との昼食をさっと切り上げ、ダヒョンをじっと見ながら、「面倒なこと」になっているのだと言いました。楽しそうに話をしているダヒョンたちのところへ行き、「俺との問題が片付いていないと思うが。こんなことは俺への裏切りじゃないか?」そう言いました。

驚きに言葉もないダヒョンの隣に座り、お見合い相手に向かい、明日にでも結婚したいところだが、今のところ結婚を先送りすることで同意している、と言ったのです。ダヒョンは信じられないといった調子で虚しく手を振り回しました。ジェインは固まっている医者に丁寧に謝罪し、男と女が付き合うと、時々面倒になるものだと言いました。

ダヒョンは一体何をしているのかとジェインに問い、ジェインは「じゃあ、君は何がしたいんだ? 今すぐ結婚するか?」と答えました。彼女が「どういう意味? 結婚? 私たちは付き合わなきゃいけないんじゃ…」と抗議しかけたそのとき医者は腹を立てて立ち上がり、そのまま立ち去ります。ダヒョンは当惑の表情を浮かべた顔を覆いました。ジェインはするりと医者が座っていた椅子に移り、ダヒョンは怒りに燃えて彼を見つめたのでした。

ジェインは憤懣やるかたない様子のダヒョンを追いかけ、やり直したいと言います。彼女は、何も始めてなどいないと嘆きました。ならば、今から始めようとまたも手首を引っ張って彼女を引き寄せます。彼女は彼が横で聞き入っている状態で母親からの電話をやり過ごさなくてはならず、誰かとこっそりデートしているなんてことはないし、そんな男知らないと言いました。大丈夫、彼は頭がおかしいけれど危険ではない、うん、次の週末またお見合いすると言いました。やれやれ。

電話を切り、ダヒョンはジェインの腕を振りほどきました。「何か言い訳があれば許してあげてもいいけど?」彼はそれを拒み、どうして状況をこうややこしくするんだと尋ねました。彼女は結婚相手が必要で、自分は彼女が必要なのだから、自分と結婚すればいいじゃないかと言いました(そうしない理由は山積みですが)。彼の頑固さに降参したダヒョンは、やってみると言い、彼に同意しました。

しかし、ダヒョンは、その場合彼女には一体何の得があるのかと尋ねました。彼は遺産を相続するかもしれませんが、ダヒョンは結婚も幸せも諦めなければなりません。何より、ジェインと半年も付き合わなければならないのです。

彼は株式の配当金の3年分を現金で支払うと持ちかけましたが、ジェインと結婚すればもっと多くの金と地位を手にすることができるはずだと指摘しました。ということで彼女の最初の条件は、彼女を丁重に扱い、丁寧に話しかけることとなりました。彼は同意しましたが、次の瞬間部下のカンから仕事の電話が入ると、その問題をそっちで解決できなかったら辞表を書けと厳しく指示しました。

ダヒョンは、あなたはお金持ちだから、私が欲しいものは何でも買ってくれるわよね?・・と言いました。何が欲しいのかとジェインが尋ねると、学校の図書館の新設備、新しい本、生徒のための屋内ジム、スクールバス、ああ、それから自分が顧問をやっているダンス部のために、ダンスの練習室に大きな鏡も欲しいし、理科の授業のために、空の星をいくつか…と並べ立てました。

「他には?」ジェインは尋ねました。さすがに星は無理ですが、他は全部手に入ります。ダヒョンは冗談に決まっていると言いましたが彼がしぶとく言うので、スクールバスは要らないから、「私達のジス」の新しいマネージメント会社を立ち上げるのに協力して欲しいと言いました。

奴隷のような契約にこだわるのなら、解放のための裁判が必要になります。…ジェインの弁護士は果たして手を貸してくれるでしょうか? 彼女は、手伝ってくれるなら、ジェインの望むことを何でも…もちろん結婚は別ですが…する、と真剣に言いました。ああ、こんな約束を守りたいと思うものでしょうか?

話はまとまり、ふたりは店を出てダヒョンはさようならと言いましたが、ジェインはダヒョンを引き止めました。彼女が振り返ると、ジェインは彼女の携帯電話を持っていました(笑)。そのとき車がふたりの方にやってきて、ジェインは彼女を腕の中に引っ張り寄せたのでした…。

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